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学会・研究会
第121回日本精神神経学会学術総会 参加報告ならびに受賞報告
2025年6月20日から22日にかけて、第121回日本精神神経学会学術総会が兵庫県神戸市の神戸国際会議場にて開催されました。会期中は梅雨の晴れ間が広がり、30度を超える真夏日となる中での開催となりましたが、会場は全国各地から集まった多くの参加者の熱気と活気に包まれていました。
学会では、精神療法、薬物療法、職場メンタルヘルス、デジタル・AIの活用など多岐にわたるテーマの講演が行われ、最前線でご活躍されている御高名な先生方の講演や最新の研究成果に基づく知見に直接触れることができ、臨床・研究の双方において大変貴重な学びの機会となりました。
当医局からは堀教授をはじめ総勢23名が参加し、医局員は多数のシンポジウム・一般演題にて発表を行いました。入局1年目の9名全員が学会に参加し、多くは初めての学会参加であり、最新の知見に触れることで、日々の診療や今後の研鑽につながる大きな刺激となりました。
また、当教室の秦 梨花先生が一般演題「トリコチロマニア・オニコチロマニアを発症したLong COVIDの一例」という題名で症例報告を行い、精神科専門医研修中の医師の部門において優秀発表賞を受賞しました。若手医師の日頃の努力に加え、医局スタッフの指導による高い専門性が評価された結果であり、医局員一同で喜びを共有しました。さらに、昨年に続き、菅原 裕子講師が2023 PCN Reviewer Awardsを受賞しました。
本学会で得られた多くの知見に加え、若手医師や医局スタッフの受賞という素晴らしい成果に刺激を受け、福岡大学病院精神医学教室一同、今後とも研究・臨床・教育のさらなる発展に力を注いでいきたいと思います。
(文責:吉塚 悌子、山田 健人)


