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ウィンターセミナーで橋本亮太先生(国立精神・神経医療研究センター)にご講演いただきました

 当教室では2024年度より「福岡大学医学部精神医学教室スプリングセミナー」を開催し、学内外の医局員や大学病院スタッフが精神医学を学ぶ機会を設けています。

今回のセミナーは1月開催のため「ウィンターセミナー」とし、国立精神・神経医療研究センターの橋本亮太先生を講師としてお迎えし、「世界を変える精神科臨床と研究~自身の臨床経験からの病態解明、診断法、治療法の開発から社会実装まで~ 仲間と一緒に世界を変える!」と題してご講演いただきました。

 橋本先生は、精神科臨床の現場で得られる知見を出発点として、精神疾患の病態解明、診断法や治療法の開発、さらにその成果を社会へと実装することまでを視野に入れた研究を精力的に進めておられます。また、精神科領域におけるさまざまな診療ガイドラインの作成にも関わっておられ、日本の精神科医療の発展に大きく貢献されています。

 講演では、臨床で生まれた疑問を研究へとつなげ、その成果を再び臨床へ還元していくという、精神医学における研究と臨床の往還の重要性についてお話しいただきました。特に、ガイドラインが単なる理論的な指針にとどまらず、日々の臨床現場、すなわちリアルワールドにおいて実際に役立つものであることの重要性が強調され、研究成果を現場で活かすことの意義を改めて認識する機会となりました。

 また、精神科医療に対する社会的偏見や、医療と社会との間に存在するさまざまなギャップを埋めていくための研究の重要性についても示唆に富むお話をいただきました。さらに、こうした研究や臨床の発展は個人だけで成し遂げられるものではなく、志を同じくする仲間と協力しながら取り組むことが不可欠であるというメッセージも印象的でした。

 橋本先生、このたびは大変貴重なご講演を賜り、誠にありがとうございました。

橋本先生1
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